血統 競馬の魅力

血統

競馬の魅力は血統にあります。古くから速く走れる馬を作るために、レースで良い成績を収めてきた馬同士の配合を繰り返してきました。レースで活躍しやすい遺伝子が残るので、今後のレースがもっと面白くなると人々は考えました。しかし優秀な遺伝子を引き継いだ子孫が必ずしも良い成績を残すわけではないので、その不確実性がさらにレース結果を分からなくさせ人々の興味を惹いています。

馬が何系かを示す時は父方の系統を使います。競馬ファンでなくても名前やその活躍を知っているディープインパクトはターントゥ系です。ターントゥ系は1951年にアメリカで生まれた馬で、その子孫が種牡馬となって後に活躍する馬を誕生させたケースが多いです。例えばサンデーサイレンスという血統は今の日本競馬で活躍の中心を担っています。時代や国によって活躍する系統は変わってくるので、今の日本でレースを盛り上げてくれる馬を作ることが日本競馬界では重要になっています。

アメリカで活躍した馬を日本に連れてきても、馬場の質が異なるので活躍しないことが多いです。現在の日本はサンデーサイレンス系の馬が増えすぎて、他の血統の馬を見つけるのに苦労しています。サンデーサイレンス系を超える種牡馬を探さなければなりません。

サラブレッド 競馬の魅力

サラブレッド

競馬は公営のギャンブルという側面を持ちながらも、ギャンブル以外の部分でも様々な魅力があります。その中でも大きなものとしては、競走馬の血統は外せないところだと言えるでしょう。競馬で走るのはサラブレッドという種類の馬なのですが、この名前の意味はThorough「徹底的な、完璧な」とbred「育てられた、躾けられた」という意味からきており、それは調教など育成だけではなく、血統も徹底的に管理されているところにも当てはまるのです。

サラブレッドとして登録されて走る馬たちは必ず血統表がしっかりとあります。特に父系に関しては厳密に管理されており、遡っていくと必ず3頭の始祖と呼ばれる馬に辿りつきます。その歴史は200年以上続いており、以下に過去の名馬を再現し、それを超える馬を生み出すか、ということに生産者は心血を注いでいます。

もちろん、その血統の魅力は見る側にも当てはまります。長年競馬を続けていると、現役の時に応援していた活躍馬の子供が登場してくることは当たり前のようにあります。そうなってくるとかなり見る側としても思い入れが強くなります。また、現役時代ライバルだった馬たちの子供、というロマンあふれる配合なども良くある話です。

このように、競馬の魅力はそのギャンブル性だけでなく、サラブレッドの血統を追いかけるところにもあります。続ければ続けるほど楽しさが深くなってくると言うわけです。